2007年8月23日木曜日

その1 資本金はいくらにしたらいいの?

会社設立にあたり、資本金の金額を決定することは、重要なことです。確かに現在の会社法では、1円から可能ですが、果たしてそれで問題はないのでしょうか? 会社設立後に第三者に対して登記簿謄本を提示する場合、そこには、資本金額1円と表示されています。つまり、会社の財産が1円しかない会社とみなされるのです。たとえば、銀行口座開設、事務所の賃貸契約、事務機器のリース契約、公的融資、助成金の申し込み、などなど、相手方が資本金額を確認するケースは多くあります。その際に資金力に乏しく、信頼度の低い会社と見なされても仕方ないでしょう。会社経営においては、資本金から、会社の諸経費を捻出するものなので、とにかく会社が設立できれば、資本金なんか関係ないといった場合以外は、ある程度の資本金額での設立を、おすすめします。